「えっ穂高君って学年一位なの!?」
「うん、そうだけど?
何でそんなに驚いてんの!」
「そりゃあ驚くでしょ?
あんた見た目とかチャラいもん」
彼女は俺が、学年で一番頭が良いということに驚き、
美紗の言葉に頷く。
「お前等人を見た目で判断しすぎ。
こう見えて俺は、努力家なんだから」
そんな言葉を聞いた二人は、失笑する。
呆れた俺は、黙ってぬるくなった美紗の紅茶に手を伸ばす。
一口ゴクリと飲むと、無糖のわりに甘い紅茶にびっくりした。
「あっそれ、さっき私が砂糖入れたから、甘いよ!!」
「うわっどおりで甘いよ〜
相変わらず美紗は甘党だな!?」
甘いのが苦手な俺は、
口直しになりそうなモノを、鞄の中に入ってないか探す。
でも、こういった時に限って、いつもあるはずのガムが無い。
はぁ〜、とため息をつきながら、鞄を床に置いた俺に、
「はい、これ私のだけど…
まだそんな飲んでないから」
「えっ悪くない!?」
「ううん、いいよ
ってか元々穂高君が買ってきたモノだし…」
「…ありがとう」
少し言葉につまりながら、
満面の笑みを浮かべた彼女から、お茶を受け取った。

