8月の雪




「ごめんっ!
みんなと遊んでたら忘れちゃったんだも〜ん」

「こないだもそんなこと言ってた…
ってか紅茶ぬるい」


彼女が遅れた理由は、何故だか俺にあたり付ける。


いつものことながら、自分勝手だ…


「へへっごめんね…えっと〜…」

「穂高祐…よろしく」

「うん、よろしくね穂高君!」


愛想笑いをした俺とは逆に、満面の笑みを浮かべる彼女を見て、胸が高鳴った。


別にこんなことに、特別な意味なんて無い。

ただちょっと、周りにはいないタイプの人間だから、
驚いてるだけ。


そう思い込むようにした。