「あっそう言えば、その制服って浜谷高校のですよね?」
「えっうん、そうだけど…」
「私の友達もそこに通ってるんですよ!」
「まぢで!?」
楽しそうに笑う彼女を見ながら、俺は微笑みながら受け答えをする。
「あっ私、村上芙由って言います」
「えっ……!?」
待てっ、村上芙由ってどっかで聞いたこと……
「あっ!!もしかして美紗の友達!?」
「へっ!?そうですけど、
美紗のこと知って…」
サーッ、と血の気が引いて、彼女の顔は見る見るうちに青ざめていく。
「あ゛っっーーー!!!」
「はっ何、いきなり!!?」
「やばいっ美紗が今日来ること忘れてたー!!」
パニックにおちいりながら、
周りの目も気にしないほど叫んでいる。
そんな横で、俺は苦笑していると、呆れたように彼女の腕を掴んだ。
「ほらっ美紗がキレないうちに行くぞ」
「あっうん!!」
赤くなった彼女の顔を見て、柄にもなく赤くなる俺を隠しながら、
手を引いて走り出した。
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