残っていた里守2人に里の人間の護衛を命じ、白虎は狂骨魔に向かって剣を構えた。


しかし、白虎の横を飛ぶように駆け抜けるものがいた。


かぐやだ。


その目は見たものを凍らしてしまうほどに冷たく、あっという間に狂骨魔へ間合いを詰めるとと冬の吹雪の如く、魔物の周りを舞った。