パタパタと。 後ろから、廊下を駆ける足音が聞こえてきた 「あっ、あの!百合ちゃん!」 踏み出そうとした足が、 動きを止める。 だって、この声は 「私も、一緒に着替えても、いいかなっ?」 私の大嫌いな、お姫様のもの。 振り向かずに、バレないように小さくため息をついて。