怪我をしたお姫様は、見つからない それにほっとする自分 やっぱり、まだ駄目か。 体育祭なんて、サラサラ参加する気なんてないのだろう中内。 そもそも彼奴は体操着すら着ていない。 …私もだけど。 あんなダサいの着れないし。 バッチリとあった視線をそのままに捉える 小さく、中内の唇が開く 声は、届かない だけどーーーーーーー 『ガ、ン、バ、レ』 そう、動いた気がした