悪役系女子と王道な奴等






何秒、たっただろうか。


隣の中内は動くこともせず、落ちたままのお姫様を見ている



すっと、涼やかな風が吹き…


「あっ…」


黒く大きな影が校庭をさえぎった











「カオル、さん…」