悪役系女子と王道な奴等




なんだか、憎めない人だな...


「...ほんとにありがとうございます。」


深く腰を折って旬さんに向かって礼をする中内

私もそれにならって

「ありがとうございます。こんなお洒落にしていただいて。」


同じように腰をおる。


突然、あんな髪型で来たにも関わらず何も聞かずに明るく笑ってくれた旬さん。


短時間だけど、優しい人なのがよくわかった。


「頭あげな。俺は夏弥に大事なやつできたって聞いてずっと気になってたしよ、大事なやつの大事なやつは俺にとっても大事なやつだろ?百合ちゃんはほんとに可愛いしいつでも来てよ」