下を向いて、俯いてしまう。 耳が赤いのは、きっとバレてしまっているんだろうけど。 「ひゅ〜、若いねぇおふたりさん」 すっかり存在を忘れていた美容師さんの声が後ろから聞こえて。 「あ...ありがとうございます、旬さん」 この美容師さんは旬さんというらしい。 「あ...っておい。失礼だなぁー。2人だけの世界に入ってんじゃねぇよ。可愛くしたの俺だから、俺!!」 リア充こんちくしょー!!と叫びながらゲラゲラと笑う旬さん。