悪役系女子と王道な奴等






「どう?」


待合室の様な所で、足を緩く組んで待っていた中内に後ろから声をかける。


気配に気づいていなかったのか、大袈裟にびくりと肩を揺らし、そのまま振り返る彼。




そして、その視線を私の髪へ向け...



「.....」


絶句、していた。