悪役系女子と王道な奴等




ちょっとクサイ台詞も、満面の笑みで言われると、素直に受け取ろうとと思える。




「じゃあ、夏弥のところいこう。きっと待ちくたびれてるからなー」





鼻歌交じりの彼に、手を差し出されて

「さあ行きましょう、お姫様」


なんていたずらっ子のような笑みで言われる。