突如、視界が真っ白に染まって。


「それタオル。風呂入ってきな。準備しといたから。」


柔らかくて質感の良いバスタオルが頭から被せられたせいだとわかる。


「え...」

突然のことにどういうことか理解ができない私を見かねたのか


「ここ、俺んち。風呂は突き当たり左の扉。」




「え、ちょっと待って、でも...」


いくらなんでも図々しいよね、私。

「そんな姿見たら家、まずいだろ」


そう言って、私の腕を引いてさっき中内が言っていた扉の前まで来ると、


「はいよ。」


肩を押され、扉の内側に勢いで入れさせられた。