悪役系女子と王道な奴等




ポロポロと泣きながら、ありがとう、と呟くお姫様を

「辛かったわね、大丈夫よ」


そう慰めて落ち着かせている。


「百合ちゃんが、、私のせいでっ.....もしかしたらって...助けがこないかもって...」



ふぇぇ、と子供のように泣き叫ぶ彼女をよしよし、と宥めながら




「助けが来るわ。」


と私に合図する。