悪役系女子と王道な奴等



「やめて!あの子を、離して!!私が、私が代わりになるから...!お願いだからっ、離して!!」


お願い。


あの子は、カオルさんが唯一大切にしてる存在なの。

あの子がいたからカオルさんは笑えたの。

ねぇだから、傷つけないでよ




「いいじゃねぇか。それ。おい、その女離せ」