ダイスキ、でもキライ


ガラガラガラッ

「おーい。全校朝会だぞー。廊下に並べー。」

私達、1-3の担任「安葉良一」数学の先生。ちょっと人気ないみたいだけど、私的には好きな先生。

愛想がよくて、授業は面白い。

「ねぇ、知ってる?明日うちのクラスに転校生が来るらしいよー?」

私の後ろに並んでいる女子が話していた。

転校生がくるのかー・・。

私は、転校生と聞くと少しばかりドキッとする。

昔の、葵と私の友達。前田璃央を思い出すから。

また、会えるかなー。なんて。






「うわー。もう、疲れたー。校長の話し長いよー。ねー、ゆあ。」

「ねー。ちょっと聞き飽きる。」

絢乃とそんな話をしていた。しばらくすると、話題は転校生の話に。

「そういえばね、絢乃。明日うちのクラスに転校生が来るらしいけど・・。」

「そうなんだー。かっこいい人だったらいいのになー。」

「絢乃は、純情で初恋もまだしねー。」

「そうなんだよねー・・。」

絢乃は、高校1年になった今でも初恋はないそうだ。

それらしきことを探っても初恋はなさそうで。

「明日。楽しみだね。」

と、少し呟いてみた。 きっと、あの人だから。