ダイスキ、でもキライ


「ねぇねぇ!!絢乃!これ可愛くない!?」

「はいはい。どんだけ趣味がずれてるの?ゆあは。」

あの日から、1年。

私は今までどおりの生活に戻っている。

絢乃はやっぱり恋は無理らしくて。

みんなも普段どおり。

だけど・・・私達は少し変わったかな?

「葵ー!かえろー!!」

「ちょっとまてよ!俺だって本ぐらい読むんだぜ?」

「はいはい。だれも、そんなこときいてません。」

「相変わらず、ひっでーな。」





「うっさい。」


私と葵は付き合ってる。あの日からまもなく、


『ゆあ。少し、話せるか?』


『え?あ、うん。いいけど、今日は文具屋さん見に行くから絢乃と。急いでね。』

『おう・・・。』



『ねぇ。どこまでくるの?』

『ゆあ・・・。』

『なっ何!急にどうしたの?』

『好きです。付き合ってください。』




はじめは驚いたけど、結局認めちゃったし・・・・・。

付き合ってるっていう雰囲気もないしね・・・・。


「あーおーい!ねぇ!」

「なんだよ!」

ちょっとイラついてんのかなあ・・・・。

「私達、付き合ってるんだよねー?」

「そうだ・・・けど・・。何!?そうじゃないのか!?」

「自主ツッコミしなくていいから・・。」

本当に、バカなのか・・・?

「今度の土曜。出かけない?」


これって・・・デー・・・・うん。違う。このノリだと。


「おー。」

「用事ないよねー?」

「おー。」

「・・・・サイテー・・」

ふつふつと怒りがたまってきて、言い捨てて帰った。

もう、どうせ葵のことなんだし。

「おいっ!ゆあ!!」


「もう、葵なんか知らない!」

一目散に家に帰った。