「俺はお前と気持ちが同じだと自惚れてもいいのか?」
赤面しているであろう私の顔をなおも甘い笑顔で覗き込んでくる
「澪」
「っっ!!」
顔を上げろと促されても絶対に上げられない
自分から告げたとは言えこんなに心臓に悪いものだとは知らなかった
「……澪」
「……~~っ」
俯きながらも近づいてくる悠雅から一歩一歩遠ざかる
トンッ
!!??
背中が壁にぶつかって初めて危機を感じる
「……えっ…」
ソッと冷たい手が顎に当てられたと思うとそのままクイッと上を向かされる
優しく細められた漆黒の瞳と視線が交わり思わず下に落とす
コツン
心臓が破裂しそうな私に追い打ちをかけるように額と額がぶつかり合う
目の前には目
お互いの息と前髪がくすぐったい
「ゆ……うが…
離…れて?」
やっとの思いで言葉を紡ぐも
「それは断る」
たった一言で切り落とされる

