淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~




ボロボロと零れる涙は止まることを知らなくて






「……バカ……


悠雅……バカ……」







そう呟き続ける私の頬や服をどんどん濡らしていく






「澪!?」




いきなりのことに流石の悠雅も戸惑っていて




「なぜ泣いているんだ

…理由を言え」




こんな時にも俺様口調なあなたに愛しさを感じる






「……悠雅



じゃああなた、交戦に出たらだめよ?」






そう泣き笑いで伝えると





「……」





本当に意味が分からないと言うように眉間に深い皺をつくる






「今自分で言ったわよ

約束すると」







再度告げると

今日3度目





大きく目を見開いて考え込んだ後








「ふはっ」








初めて笑顔を見せてくれた















「っっ!!」




微笑む顔は何度も見たけれど、声を出して笑った顔は初めてみる





とても貴重なあなたの笑顔に今度は私が固まってしまう









「………ゆ…うが?」







クックッと喉を鳴らして笑う悠雅に声をかけると






「お前は本当に上等な女だ」






蜜よりも甘くとろけるような笑顔を向けられた