淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~





「……悠雅


あなたは何も分かってない…」





そう呟くと眉を潜め怪訝そうな表情で私の顔を覗きこもうとする





……そう

なんにも分かってない








「……それなら私の気持ちはどうなるの?」







「……あぁ?」






「………


悠雅は私が大事だから危険な場所に置きたくないと言ったでしょう?」






「あぁ」






「………っ」







こんな時に告げていいのか不安になる















…あなたが好きだと


















「……なら私は…


私の気持ちはどうなるの?」







「……」





悠雅は微かに目を見開く





「…お前にも大事な奴がいるのか?」





「いる」








そうハッキリ答えると






「……そうか」





なんとも寂しそうで悲しそうな声が返ってくる







……悠雅



あなたは馬鹿ね





どうせ私が大事に思う人が自分だなんて考えもしてないんでしょう?







「……なら


そいつも交戦から外す。

問題ねぇだろ?」






「……本当に?」




「…あぁ」




「約束してくれる?」




「澪にとって大事なら俺にとっても大事な奴だ。

約束は守る」















そう言ったあなたは優しく微笑んでいて








「……ほんと




バカ……」