淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~



かれこれ1時間はこんなやりとりを繰り返している



俺もまだ手を出していないとは言え、限界が近い






「いきなり敵組の倉庫に来たと思ったら

こんなまったり話し合いが目的じゃねぇよなー?」





「………」





……チッ


どこまでも俺を苛つかせる男





お前には殺意さえ湧いてくる








……碓氷悠雅







「手っ取り早く交戦に入らねぇ?

…俺、短気なんだよ」




「なら澪は返せ?」





ニッコリと完璧な笑みを顔に貼り付ける碓氷



その笑顔にさえも寒気が走る







「……本当はこの場に及んでも出したくなかったんだがなぁ?」



そう口にし、
俺は金属の塊をポケットから取り出す










─────────カチャ











銃口を向けても目を閉じたまま

…コイツ、拳銃突きつけられてること分かってるのか?


疑いたくなるような無表情



「なぁ碓氷、死んでくれねぇ?

そしたら俺が世界No.1になれんだよ。
ついでに劉霞が全国No.1に。」




「……」