「はぁ…はぁ」
「澪ちゃん大丈夫?」
「足…速いわよ」
腕を引っ張られ一気に屋上までの階段をかけ上がってきた私達
「……」
「……」
授業が始まったせいかシンと静まり返っている
「屋上なんて初めてきたわ」
「意外だね~
黒澪のメンバーはよくここに溜まってるよ!」
「え、メンバー?」
「ん〜。僕達は澪ちゃんが姫になる前は学校にあんまり来てなかったけど…
下っ端はよくここに溜まってたらしいよ?」
「……そう」
たしかに溜まるには良い場所ね
「それにしても大変だねぇ澪ちゃん。
姫になったせいでもあるけど、美人だからってますます妬まれちゃうんだね。
女の子はめんどくさいね~」
「……ほんとうに迷惑よ…
でも…」
「ん?」
「こうして黒澪の人達が助けてくれるのなら大丈夫よ」
フフッと微笑みながら言った
…そう
私にとっては頑張って微笑んだつもりだったのに
「…………」
海はこちらを見てポカーンと口を開けたままフリーズしている
「ちょっと海…
その反応は失礼じゃない?」

