淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~



───────────────────────────



「ちょっと、飛鳥さん。昨日の男の人誰!?」

「もしかして、手出してるんじゃないでしょうね」

「どうせ色目使って落としたんでしょう!?」





学校につくなり派手な女の子に囲まれ、勝手な言いがかりをつけられる



「澪ちゃん…

学校では飛鳥って名前つかってるの?」



横から口をはさんできた海


助けてくれるのかと思えばKYな質問



「海様ぁ♡
今日の予定は?一緒にカラオケいきませんか?」


「私もいくぅ!海様、忙しいのに毎日学校に来てくれて嬉しいですぅ」




途端に媚を売り始める女の子達



「うん。ありがとう!
澪ちゃんを守るためには毎日学校に来なきゃね♪」




そんな女の子たちにまたまたKYな応え方をする


そんなこと言ったら…



────キッ


一斉にこちらを睨んでくる


「はぁ、どうしてこんな女が?」

「なんなの。黒澪にまで媚売ってさ、やっぱり色目使ってるやらしい女ね」

「この様子じゃ、昨日の男の人もそうだけど蒼様にも手を出してるんじゃない?」




私が黒澪の姫になってからヒートアップしている悪口



…いい加減向こうに行ってくれないかしら


ウザったくてしょうがない





「あのさぁもう一度言うけど

僕達は君達みたいな人を罵倒するやつらからも澪ちゃんを守るために来てるんだよ?」




「「…ヒィ」」




女の子達が悲鳴をあげたのも無理はない


海の笑顔が怖かった…


「行こう!澪ちゃん」



そう言って私の手をとり教室を出ようとする



「何言ってるの?
もう次の授業よ?」



「サボりサボり♪」