淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~



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「お…澪!」



─────ハッ


優香の声で回想していた意識が現在に引き戻される






「もー!どうしたの?ぼーっとしちゃって。
澪らしくないよ?」



「…ごめんなさい」



「何考えてたのー?」


「……」




「…澪?」




「いや…優香が転校してきたときのことを…ね」




「…ふーん?」


変な澪~と言いながら海との会話に戻りメロンパンを頬張る優香





「あっ、みっちゃん。」


何かを思い出したように話しかけてくる相楽



「なに?」



「今日は俺も海も送れねぇから」



下校のことを言っているのかしら?


「一人で平気よ?」



「いやいや…そうじゃなくてだなー





悠雅が迎えに来るってこと!!!!」








「は?」


「……えぇ!?」



私に続いて海も疑問符のついた言葉を漏らす




その横では優香が不思議そうな顔で私達の会話を見ている





「海…あなたも知らなかったの?」



「知らないよっ!!
今日は相楽が送る番だったから

それになんにも聞いてないよっ!」



そうなの?

いきなり?



「ん〜

まぁ俺もさっき悠雅からのメールで初めて知ったからな〜」