『転校してきたばっかで調子のんなよ』
『せっかく海様と相楽様が毎日学校に来るようになったのに…』
『ほんと…あの女達ばっかり構っちゃって…
どんな媚売ってるのかしら』
教室にいる女の子達から聞こえてくるコソコソとした陰口
聞いて決して気分が優れるものでない悪口
黒澪に関わると当然今までの私に対する罵声を優香も受けるわけなのに
「ありがとうっ!!じゃあ昼休みに!」
「まったねー!優香ちゃん」
当の本人はそんな事は気にも止めていない様子だった
…前の学校でも男子とよく絡んでいたからかしら
色んな男子生徒と仲が良かった優香はそれなりに妬まれたりしていた
私は人と関わらないのに妬まれることも睨まれることも…
見知らぬ異性に付きまとわれることも日常茶飯事だった
…女ってなぜこうも面倒なのかしら
一人ため息をつきながら視線を窓の外に戻した
私の隣で
海が満面の笑みだったともしらずに

