淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~


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「澪……」




3限目終了後


チャイムがなると同時にイヤホンを耳につけた私は

不意に名前を呼ばれ目線を移す


「……」






…優香






「澪、今日のお昼一緒に食べていい…かな?

話したいことある…から」





ギュッと目を瞑り手はスカートを握り締め、見るからに緊張している優香



見るからに怯えている
なんで…私に怖がっているの




「…悪いけど…」




一緒に食べるつもりはない





そう言おうとしたのに…



「いいよいいよー!!
皆で一緒に屋上で食べよっ!

相楽も今日は一緒に食べれるらしいからね。」





遮られてしまう





「……海」



視線で抗議するもあっさりそらされる



「….い…いの?」



「……」



「もちろんいいよー!




っ!……はぁ




何も答えられない私に変わって勝手に話を進める海



…ほんとに


事をややこしくさせるのが得意なんだから…


昼休みが憂鬱でたまらない



こんなにも気まずくなったのに

どうしてまた会うことになったのよ…