淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~



……はぁ



分からない….

どうして優香があの学校に…



『澪!おっはよ!』


『見て〜!!澪、この服可愛い!着てよ!!』





優香にはずっと笑顔でいて欲しい


あの笑顔を私が消すことはしたくない


危険なことに巻き込みたくない




でも…


私が遠ざけたら優香は悲しむ…



わかってる

人に離れていかれるのがどれだけ辛いか

一人ぼっちになったときどれだけ心細いか



でも、危険な道に連れ込むよりはマシでしょう?



奏さんとのアパートへと向かう道を一人で考えながら歩いていた時だった







─────────グイッ


ポスンッ



「…へ?」



油断していた為にマヌケな声を出してしまった私を、香水と煙草の香りが包み込む





「……一人で歩くな」



少し怒りを含んでいるような低い声が降ってくる




「…悠雅」


彼を視界にいれた瞬間安心する心


「澪、注意力が足りなさすぎる」