淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~



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気がつくともう7時


「帰るわ」

「え、もう?」

「もうって….7時よ?」

「7時って遅いのか…」


純粋な疑問

というように真顔で考え込んでいるような相楽

「さようなら、澪さん
また明日」




「……え?」



「どうかしました?」


「……“また”明日?」


「ええ、また明日お会いしましょう」


「……どこで?」




ついさっき、蒼と悠雅が同じ高校の1つ上の先輩だと知って驚いたところだ

でも、学年が違うから校舎も別

それに、悠雅は学校に来ないし蒼も悠雅ほどではないけど、来るのは行事や気が向いたときぐらいだと…



….なのにどこで会うというの?





「倉庫ですけど?」


当たり前だろ?みたいな顔で言われても…





「来ないわよ…」




「いやいやいや。澪ちゃん!来ないってなんで!?」


「そうだぜ!この流れでいったら普通明日も来るだろみっちゃん!」





「……みっちゃんって……私?」



「そうだけど?」


またしても真顔の相楽


「ダサいあだ名つけないでよ…」



「だ…ダサイって言われた…」

「まぁまぁまぁ。可愛いあだ名だと思うよ!」


落ち込む相楽を必死に海が慰める






「……ですが澪さん

来ないと言うのは少し無理だと思いますよ?」