淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~




「お前専用だ」


いや…意味がわからない


どうしてこれだけ白いのか聞いたのに全く答えになっていない



悠雅が立ち上がってどこかに行く後ろ姿を不満げに見ていた私に教えてくれたのは海だった





「すごいね…澪ちゃん


その席は悠雅の許可なく座れないんだよ」

「許可?」

「うん。ついでに言うとさっきまで澪ちゃんと悠雅がいた部屋もそうだよ」


「……」


この倉庫には部屋に入るのも椅子に座るのも許可がいるの?



「多分澪ちゃんの思ってることとは違うよ…(苦笑」


「…そう」


「あの部屋は''総長室''

総長と総長が許可した者しか入れない。」



「じゃあ海達も許可を貰えば入れるじゃない」




真顔で尋ねる私にフルフルと首を降る海




「僕たち幹部でも無理だよ」





…どうして?

そう聞こうとした言葉は相楽にかき消される





「総長が許可した者=総長の女 又は 総長が気に入った女

になるからな」