淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~


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「あっ、
おかえり!澪ちゃん!」

「おー。なんか長い間喋ってたなー」

「澪さん、お菓子ありますよ」


さっきの部屋よりは劣るけどこの部屋もなかなかの豪華さ

いったいこの建物の費用はどれくらいかかっているのかしら


「……」


ゆっくりとソファに腰かけようとすると


「澪

お前はこっちだ」


長い腕が伸びてきて力強く引き寄せられる




ポスンッ

座ったのは真っ白な一番高級そうな一人がけソファ







その光景をみた3人…いや2人はポカーンと口をあけている

蒼だけはニッコリと微笑んでいた




「…ねぇ悠雅」

呼ぶと合わされる視線

「どうしてこの椅子だけ真っ白なの?」


黒い棚

黒いじゅうたん

黒いカーテン

このソファ以外の座るものも全て黒



テーブルが透明なのや、内カーテンが白なのや、壁紙が白なのは分かる



なぜ、たくさんの黒のソファの中に1つ真っ白なこれがあるのか疑問