淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~




「待ってっ……」



「……」


ゆっくりとこちらに向けられる視線



「…昔のことは

まだ言えない……」




「……」



「でも…

名前が変わったのは、お母さんとお父さんが亡くなった後
…お母さんの旧姓に変更されたから…


今はそれだけしか言えない…」





「……そうか」


「……」



「フッ……暗い顔をするな

行くぞ」



悠雅の優しい呼びかけで、私と悠雅は部屋を出た



この短時間で大きく私の人生が変わったとも気付かずに