「待ってっ……」 「……」 ゆっくりとこちらに向けられる視線 「…昔のことは まだ言えない……」 「……」 「でも… 名前が変わったのは、お母さんとお父さんが亡くなった後 …お母さんの旧姓に変更されたから… 今はそれだけしか言えない…」 「……そうか」 「……」 「フッ……暗い顔をするな 行くぞ」 悠雅の優しい呼びかけで、私と悠雅は部屋を出た この短時間で大きく私の人生が変わったとも気付かずに