淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~


相楽の声で気がついた


悠雅がいないことに






「…じゃあ行きますか。澪さん」







なぜか蒼に席を立たされる


あぁ、帰れという事ね





やっと帰れる


心が少し軽くなったのもほんの一瞬


蒼が着いてきてくださいと向かった場所は出口と反対の方向





「…え
どこに……」




どんどん廊下を進む



海と相楽はさっきの部屋でくつろいだまま


さっきと会ったばかりの蒼と2人きりで歩くのはどうしても居心地が悪かった







「澪さん

そこの曲がり角を右に曲がると突き当たりに部屋が1つあります。

その扉をノックして名前を言えば入れるので行ってきて下さい。

僕はさきほどの部屋で海と相楽といますので。」






……え?


「…私1人で?」


「ええ。
僕たちは入れないので。」





…さっぱり意味が分からない