淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~




その扉は大きく白と金でデザインされたいかにもお城の一室に繋がっていそうなもの






─────────ギィ









「思ったより早かったですね」


男の人の声が聞こえてくる





「あっ……蒼!
先に帰ってたんだ」


「僕は早退したので」


「知らなかったよ」





「……そちらは?」



私に気がついたらしく不思議そうに、いや…警戒しながら尋ねてくる