「着いたよーーー!」 「...ん」 海の元気な声で目が覚める 「え!!?? まさか......澪ちゃん、寝てたの!?」 「......」 ボーーッとした頭でコクリと頷く 「おいおい... よく落なかったな...」 「......慣れてるから...」 「……え」 相楽の驚く声にボソッと返しながらバイクからぎこちない格好で降りる 「…まぁいいか いくぞ!」 ─────────ガシャンッッ 倉庫のシャッターが上がりきると 「……っっ!!」