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「助けてくれてありがとうございました」
「……」
その場を離れようと路地裏の出口に向かって歩き始める
何故か分からないけど
悠雅と別れるのが惜しい気がした
でも…
もう会わないと思うし、相手も関わりたくないだろうし
……奏さん、心配してるだろうか
「…………おい」
遅くなったこと、何て説明しようか
「おい」
……え?
クルリと振り返ると
「!?」
私を見下ろす漆黒の瞳とぶつかった
「……何か用?」
「…お前、名前は?」
いきなり…何?
「……自分から言うのが常識でしょ?」
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