僕は夢中になって窓ガラスに写る僕の身体を小さい頭を一生懸命に動かして見回した。




(本当に、僕は転生したんだ、、、)

(猫、、か。)




意外にも現状を受け入れられたのかもしれない。人間にはなれないことはルールの上でわかってたし、虫になったらどうしようとも思っていた。小さな害虫になってしまったら駆除されてしまい、そこそこの虫でも虫籠に入れられることも考えた。


逆に猿みたいな変に人間に近い動物になっても前世の僕には近づけない。




だから、猫という人間に近づきやすい、ほどよい動物になれたことは幸運だったのかもしれない。





僕は転生して何をするか決めていた。




僕自身にとりあえずは合いたかった。










そのとき後ろから音が聞こえた。






カシャ