「帰ってたんだ」 「やっぱり帰ってくるよね」 東子さんが目も合わせずにリビングに入ってきた。 「はい、すみません。いただいています」 僕たちが交わした今日一日の言葉はこれだけだった 中学に入ってからだった。 当初は快く僕を受け入れてくれた東子さんだったが限界が来たみたいだった。