それからしばらく僕は同じようにカードをだし続けた。

3が三回続いたときはさすがに「僕」も不思議がっていたが次にスペードの7を出したときにはとくに気にもとめていなかった。





僕は単純だったんだなぁと少し思った。








今日は大事な仕事があるらしい。



僕にそう告げて「僕」は家をでていった。


あ、確か大手からのカメラの発注の日だった。







僕自身と暮らしているという不思議

でも、何より大切な家族だった。





でも、どちらかはいなくなってしまう。



その事実に少し寂しさを覚えた。