猫缶を食べ終わったときに、「僕」はまだ夕食を食べていた。




僕はデスクの引き出しが少し開いてるのを見つけた。

短い足でデスクに近寄る。






普段の一人遊びで鍛えたジャンプを駆使し僕は引き出しに飛び込んだ。



中には確かトランプが入っていたはず。


あった。あった。


少し厚くてくわえにくいがしっかり自慢の歯を駆使し、引き出しから飛び出した。






猫のサイズになってみると、トランプは実に重いものだ。

人間って力持ちなんだなぁ。と思う。





「僕」の前にトランプを置いてみると、「僕」は察したのかケースから出して僕の前においてくれた。







お昼に考えていた。
僕には届くかわからないけど秘策があった。「僕」を一番知り尽くしている僕だからこその。