僕はそのまま眠りについた。








猫になってはじめての睡眠。
布団の中にもぐりこんだ。
今日は疲れたよ。すこし眠ろう。






夢の中で僕は色々な考えが巡っていた。

僕はこれからどうしていこうか。

僕は「僕」を一ヶ月後に死なせたくはない。どうすればいいのだろうか。結局あの日が来なければそんな方法なんかわからないのかもしれない。
「僕」を生かしてしまったらルール上で僕は死ぬ。そのときに何かしら言葉を伝えられないか?

どうしたらできるだろう。夢の中で考えていた。













暫くして目が覚めた。
(うー)


目の前にはカメラを構えた「僕 」がいた。




(お、僕のことをそのカメラでとってよ!)
つい尻尾が動き、二回ベッドを叩いた。