あたしの特別な人


はぁ。

一番…辛いよね、歩乃花は。

「ね、ほのか」

「んー?」

「今度……ダブルデートしよっか」

こうなったらね。

すこーしずつでもさ!!

「考えるね」

帰ってきたのは

この言葉だけ。

そして……

「ムリに……協力しなくていいよ……。
わたしには、咲月がいればいいから」

ガラガラッ

その声は……

あの時と似ていた。

この子には……

お父さんはいない。

仮のお父さんならいる。

なんでかな。

また、辛い思いを…させちゃったな。

ごめん。

ごめんなさい。

「…っっ……ごめっ…ん…ほ…のかっっ……」

私はその場で……泣いた。