修弥side

…………………………

コレってどうゆう状況かな？

つかこれって、

かなり………

すれ違ってるよな。

「はぁ……ぜってぇ嫌われだーー！」

「おまえ……」

なぜか、理人がこの世の終わりだとか言ってる。

こんな状況だからか、俺もさすがに、何があったんだ？なんて聞きづらい。

とそこに

ｶﾞﾀｯｯ


ﾊﾞｼｯ

誰かが、誰かを殴った。

殴るっつーか、ビンタ。

「いった」

「二度とそんなこと言わないで！！！」

教室に、春田の声が響く。

理人を見ると、かなり驚いてる。

「誰が誰の悪口言おうと私に関係ないけど、――くんの悪口また言ったら………

次はそれじゃ許さないからっっ!!!!」

すぐに分かった。

理人のこと言ってる。

ほんっと

天然過ぎて笑える。

もう、理人のこと好きなくせに。

違うって言い切ってる。

「っ……ご、ごめんなさいっ!!」

酷く言ったと思ったら、次は泣きながら謝るし。

「本当に……ごめん……なさいっ!!」

「いいよ。俺もって春田!?」

春田は、恥ずかしくなったのか、

手を口に当てながら、そして泣きながら、
教室を勢い良く出て行く。