夢とか。
そーゆうんじゃない、
ただ。
やってみたいな
って思うようになってから
始まった、あこがれ。
咲月の撮影にも、何回か行ったことがある。
だけど、
お母さんにも言えなくて、
唯一、知ってたのは、姉ちゃんと歩斗。
『あんたは、自信が無さ過ぎ』
お姉ちゃんに何回も言われた。
よくお姉ちゃんは、
かわいいって言ってくれるけど、
可愛いだけの理由じゃ…モデルなんてやっていけないよ。
そう思ってた。
でもなぜか。
逃したくないって
思ってて。
「やっぱり……「一回だけ。」
「え?」
「一回、やってみて……考えます」
ホントは、やりたいって思ってる自分がいるのに。
大事なことまで、素直にならない私。