あたしの特別な人


「おじゃわきゅん!?!」
(おざわくん)

「プッ…おじゃわきゅんってなんだよ」

ーードキンッ

ーードキンッ

「でー、なにがないない?」

いや、今それ答える気力ない!


待って待って……え、

あたし…壊れた。

心臓壊れた!

どうする…どうする歩乃花!

「歩乃花?おーい」

「わわっ」

グラッ

え、まっ……

倒れる~!

やっと倒れるとわかった時に目をつぶった。

だけど、全然痛みは感じなくて。

逆に…抱っこされてるような……。

なんか…ふわふわしてて……

すごい懐かしい感じ……。

確か……前にもこんな事があった気がする。

「きゃー!!小澤君かっこいいー!」

その女子の悲鳴で私は起きた。

「は……!」

「あ、起きた」

そういってくすくす笑う。

ーードキンッ

ーードキンッ

「待っててね、今保健室連れて行くから」

「え?」

え、じゃあ…これってどういう状態?

だっこ

いや、普通の抱っこじゃなくて……


……お、お、おひっ

「小澤くんっ…わたし重いからっっ」

「だから?」

だからって……さすがに

お、お姫様……だっこは……

「一人で歩ける?」

一人……だったら…小澤君が…いない。

もし、その時倒れたとしても…誰も…。

いやだな。

わたしは、正直になることにした。

首をフルフルと降る。

すると、小澤くんは…笑った。

「今日は…素直だね。えらい」

そう言って、私の頭を撫でる。

ーードキンッ

ーードキンッ

このままずっと…がいいな…なんて。

いつから思うようになったんだろう。

この感情が…分からなくて。

嫌になるくらい、苦しくて。

気付けば…小澤君の事考えてて。

そしてまた、気付けばドキドキしてて。

心臓が…壊れるぐらいの…速さで。


「熱でもでたか?」

「へっ!?」

熱?

ねつ?

ネツ?

netu?

「違う……よ!」

たぶん。

いや、絶対!

うーん、やっぱ……たぶん。

もう、どっちでもいいや!