「ほのか!!」

「なんジャイ」

「そ、外でっイケメンがっ」

外で?

何?何?

イケメンって言う言葉に反応しない私。

イケメンなんて顔がいいだけっしょ?

そう思ってたあたし。

ガラッ

「修弥!?」

「よう!」

「なんでいんのー?」

「涼大がネクタイのやり方教えてーって言ってたから、来てやっただけ」

「んじゃ、上がってー!今開けるから!」

「おう!」

バンッ

え?今の人?

涼大のバスケ部で唯一仲の良い先輩らしい。

正直分かんかいけど、あの時、下の名前で呼んじゃったのはついです。

ドタドタドタドタッ

ガチャ

「うるせーおりかただな。」

「そっちこそうっさいわ!」

素直じゃない私は文句(?)的な事を言われると、いっつも何かしら返してしまう。