グッと引っ張られて

ドキンッ

「俺、お前の事好きだから…」

……はっ!?

理人が!?

「なっ「いつか絶対…好きにさせてみせるから。覚悟しといて」


「じゃ」

理人は、そう言って私を離した。

そして、スタスタ歩いて…急に立ち止まったと思えば……くるりと振り返り……。

謎の顔……。

と、口パクでなんか言った。

そのなんかは…理人の自信満々な言葉。


‘‘す・き・に・なっ・た・ら・しょ・う・じ・き・に・い・え・よ・’’

ウインクしか分かんなっかった私は…その口パクの言葉を無視してた。


「なんだっあれ」

まあ、私には関係ない!