もしも超能力が使えたら




『かわりました、執事の日田(ひだ)と申します。』

「今防犯カメラみてんのどいつ?」

『勇太様のカメラでございますか?』

「そうだ。」

『私(わたくし)でございますが…、』

「アイツらどうなった?」

『しばらくした後、立ち上がり出て行かれました。』

「そうか。」

『それで、店員の女性が入られ、カメラに気づかれまして…踏みつぶされました。』

「誰だソイツ」

『その女性はエレベーターの案内役の方でした。』

「あぁ、アイツか!!」

『はい。今どうなさられt

「今、誰かに尾行されてるんだ!」

『!?』

「撒いて帰る。 」

『今すぐ、お帰りください。
万が一なことがありましたら…』

「いや、大丈夫だ。それに帰れば親父が弱虫とか言うだろ?」

『ですが!安全が大事です!』

「家知られりゃ、逆に危険じゃね?」

『リムジンを所持している家は、このあたりではここしかありませんので、知られてるはずです。』

「だけどよ、まずは乗ってる奴を確かめる。」

『確かめたら帰ってきてくださいね?』

「おう。」

『なにかしましょうか?ヘリでも、大人数の警察や…「いい!大丈夫だ。」


俺は、プツリときった。



「距離縮められるか?見るだけ見る。」

「了解しました。」


スピードが緩まる。