たった今の出来事だって、日下部くんが登校してくる前の話だ。 そんな時に起きたことで、それで守れなくてごめんなんて、守れなくて当たり前で。 それなのに日下部くんは、まるで全部自分が悪いといわんばかりに申し訳なさそうな顔をして―――私に、謝ってくれている。 「日下部くんが謝るようなことは、一つもないよ」 「……え?」 「それに、日下部くんは守ってくれたよ?私、日下部くんが来てくれて、すごく心強かったしホッとしたもん」 「っ、」 「だから、ありがとう」