はちみつ色の太陽

 


嘲笑を浮かべて彼女たちを見た日下部くんを前に、親衛隊の皆さんは完全に言葉を失っていた。


だけど、日下部くんが今言った通り。イジメなんて、本当にくだらないことだと思う。


だって、誰一人幸せになんてなれないのに。


イジメてる人たちも、イジメてる最中はスカッとするのかもしれないけど、そんなの一種のドラッグと同じだ。


その時は快楽に溺れて優越感や満足感を得られるかもしれないけれど、後々そのせいで身を滅ぼすのは自分なのに。


何より、そんな風にすることでしか自分を保っていられないその人を、可哀想という思いを通り越して、心の底から寂しい人だと思ってしまう。



「後ろにいる、見てるだけのお前らだって同類だ。……バカみたいだな、本当に」



心底軽蔑したようにそう言った日下部くんの言葉と表情に、リーダー以外の女の子たちは、涙を浮かべながら震えていた。