「…………何、笑ってんだよ」
「え?」
「お前……今、笑ってたろ」
けれど、目の前の光景を微笑ましく見守っていれば、突然放たれた唸るような低い声。
それに先程の、壁ドンで凄まれた時のことを思い出し、再び全身から血の気が引いていく。
「お前……ミィと俺のこと、他の奴にバラすつもりだろ」
「え?」
「もし……もしも、そんなことしたら。どうなるかわかってんだろうな?」
「……え、と?」
「ミィと俺が……俺が、ミィの前で、こんな風になること。鬱陶しい、キャアキャアうるさいあの女たちにバラしてみろ。それでもし、ミィが少しでも危険な目に遭うようなことがあったら……
俺はお前を、絶対に許さない」



