「ミィ、お前……俺を追いかけて来たのか……?」
「にゃあん」
「ああ、もう、バカだな。俺以外の、他の誰かに見つかったらどうするつもりだったんだ?可愛いお前のことだから、攫われるに違いないのに」
「にゃあ?」
…………本当に、コレが夢じゃないなんて、ある意味夢みたいだ。
目の前で、イケメンとネコがじゃれ合う光景を見つめながら、ゆるゆると緩む頬を堪えきれない。
だって、だってさ?
いつもはあんなにクールで冷たい女泣かせな日下部くんが、実はネコのミィちゃんにはこんなに激甘なんだって知ったらどう思う?
微笑ましいっていうか、可愛らしいっていうか、なんというか。
日下部くんのこんなギャップを知ったら、日下部ファンの女の子たちは鼻血ものだろうな。



